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米報道官「台湾政策に変更ない」と釈明

2021年10月23日 7:04

アメリカのバイデン大統領が、台湾への防衛責任がある、と従来の立場を逸脱する発言を行ったことについて、ホワイトハウスのサキ報道官は22日、「台湾政策に変更はない」と釈明に追われました。

バイデン大統領は21日、市民との対話集会の中で、「中国が台湾を攻撃した場合、アメリカは防衛するのか」と問われ、「その責任がある」と応じました。

アメリカの歴代政権はこれまで、台湾を防衛するかについて明確にしない、いわゆる「曖昧戦略」をとっていますが、サキ報道官は会見で、これを逸脱した発言ではないか、と繰り返し追及を受けました。

サキ報道官「(Q:昨夜の発言は、“戦略的曖昧さ”を曖昧にしていないようだが)私がお伝えできるのは、台湾政策に変更はないということだ。大統領は政策変更を伝えようとしたわけではない」

バイデン大統領はことし8月にも、台湾への防衛義務がある、との趣旨の発言を行い、直後に政府高官が「政策に変更はない」と打ち消す声明を出しています。