アフガン 人口半数以上が深刻な飢餓直面へ
人道危機が続くアフガニスタンで、来月以降、人口の半数以上が深刻な飢餓に陥るとの警鐘が鳴らされました。
WFP=国連世界食糧計画などが公表した報告書では、今年11月から来年3月にかけてアフガンの人口の半数以上にあたる2280万人が、十分な食料を摂取できず生命や生活が差し迫った危険にさらされる「急性食料不安」に陥ると分析しています。
干ばつや紛争、新型コロナなどが要因で、過去10年で最大規模の飢餓だということです。
また、今年4月以降、深刻な飢餓に苦しむアフガン人は37%増加していて、このうち5歳未満の幼児320万人が年末までに栄養不良に陥る危険性があるとして、国際社会による緊急支援を呼びかけています。