米・国務長官 台湾海峡の緊張増大に反対
アメリカのブリンケン国務長官は31日、中国の王毅外相と会談し、台湾海峡の緊張を高める中国の行動に反対するなどと伝えました。
会談は31日、G20サミットに合わせイタリア・ローマ市内で行われました。
ロイター通信によりますと、アメリカのブリンケン国務長官は、中国の王毅外相に対し、台湾海峡の緊張を高める行為に反対すると伝えたということです。その上で、米中2大経済大国による競争を秩序ある形で制御したいとの考えを表明しました。
また両外相は、オープンな対話の窓口を維持することが重要との認識で一致しました。米中両国は、バイデン大統領と習近平国家主席による首脳会談を、年内にオンライン形式で開催することで原則合意していて、今回外相レベルでの事前調整も行われたものとみられます。