COP26 意見まとまらず期間延長
気候変動問題を話し合う国連の会議「COP26」は12日、合意文書の採択に向けた議論を行いましたが、意見がまとまらず、会議の期間を延長して議論を続けることになりました。
ツバル代表「私たちの土地は急速に消えつつある。ツバルは本当に沈んでいる。私たちは、いま、行動を起こさなければならない」
南太平洋の島しょ国ツバルは、12日に議長国イギリスが示した合意文書の草案よりも強力な対策が必要だと訴えました。
またインドは、先進国が十分に責任を果たしていないと批判しました。
インド代表「先進国は2050年よりはるか前に実質ゼロに到達する必要がある」
会議はこの日が最終日でしたが、先進国から途上国への資金支援など合意文書の草案をめぐって、各国の意見がまとまりませんでした。このため、議長国イギリスは期間内の決着を断念し、関係国と調整の上、13日に改めて合意文書案を提示することにしています。