安保理閣僚級会合で米露が対立 米国務長官「プーチン氏を許すことはできない」 露外相「西側諸国が紛争に直接関与」
ロシアのウクライナ侵攻後初めて国連の安全保障理事会が閣僚級会合を開き、アメリカとロシアが激しく非難し合いました。
アメリカ・ブリンケン国務長官「プーチン大統領は、世界の大半が集まる今週、 自ら起こした火に油を注ぐことを選んだ。これは国連憲章、国連総会、安保理をないがしろにしていることを示している」
アメリカのブリンケン国務長官は、プーチン大統領が、一部の予備役を動員する大統領令に署名したことを強く非難した上で、「プーチン氏を許すことはできないし許さない」と強調しました。一方、ロシアのラブロフ外相は遅れて議場に現れました。
ロシア・ラブロフ外相「(ウクライナ支援は)西側諸国が紛争に直接関与することを意味し、彼らは紛争の当事者だ。西側が紛争を故意にあおったことは今も罰せられないままだ」
各国からロシアへの非難が相次ぐ中、ロシア寄りの中国・王毅外相は、「国際社会の団結が必要だ」などと述べるにとどまりました。