米大統領 FRBパウエル議長の再任を発表
アメリカのバイデン大統領は22日、中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)のパウエル議長を再任すると発表しました。
パウエル議長は、トランプ前政権の2018年から議長を務めていて、2月に任期満了となります。
バイデン大統領は、新型コロナウイルスの感染拡大後、パウエル議長が大規模な金融緩和で経済を回復軌道に乗せたことなどを評価し、継続性も重視して、再任を決めました。
大統領はパウエル議長と共に臨んだ演説で、31年ぶりの高い水準になっているインフレに、FRBと協力して対処する姿勢を強調しました。
バイデン大統領「雇用を最大化し、インフレ率を低く抑えることが(FRBの)目標だ。だからこそ、パウエル氏を議長に指名した」
パウエル議長も、「さらなるインフレの定着を防ぐために対応する」と強調しています。
パウエル議長の2期目は物価安定に向けた手腕が問われることになります。
また、同じく次期議長の有力候補だったブレイナード理事は副議長に指名されました。