アメリカ・ニューヨークでは、人の移動や集まりが増える感謝祭の休暇を前に、新型コロナウイルスワクチンの接種を呼びかける一風変わったイベントが開かれました。

アメリカでは、感謝祭に七面鳥を食べる習慣がありますが、去年と比べて価格が２割以上、上昇しています。新型ウイルスの新たな感染者数が増加傾向にあるニューヨークで２３日、医師らが袋に詰められた七面鳥を無料で配りながらワクチン接種を呼びかけました。

七面鳥をもらった女性「（Ｑ．七面鳥なしの感謝祭は困る？）配布がなければ高すぎて買えなかった。七面鳥があっての感謝祭です」

医師「生きていてワクチン接種し、感謝祭に家族と食事ができるのは最高なことです」

アメリカの運輸保安局によりますと、今月２５日の感謝祭の前後の期間中に全米で空港を利用する人は約２０００万人と、パンデミック前に近い水準になると予想されていて、感染の再拡大が懸念されています。