アメリカ連邦最高裁で、初の黒人女性の判事となるケタンジ・ジャクソン氏が30日、宣誓式に臨み、正式に判事に就任しました。

ジャクソン氏は、30日で退任した判事の後任として、バイデン大統領からの指名、議会での承認を受けていて、宣誓をもって判事に就任しました。

ジャクソン氏は、前任と同じリベラル派で、9人いる最高裁判事の構成は、保守派6人、リベラル派3人と、これまでと変わりません。

中絶の権利を認めた過去の判決を覆すなど、最高裁による保守寄りの判断は、今後も続く可能性が高いとみられています。

黒人女性の最高裁判事への指名は、バイデン大統領の公約の一つで、9人の判事のうち、4人が女性となっています。