スー・チー氏、新たに汚職の疑いで訴追
クーデターで軍が実権を握るミャンマーの国営放送は先月30日、拘束されているアウン・サン・スー・チー氏が、新たに汚職の疑いで訴追されたと伝えました。
ミャンマーの国営放送によりますと、スー・チー氏の新たな汚職容疑は、ヘリコプターの購入に関するものだということです。
軍のクーデターで拘束されているスー・チー氏は、すでに別の汚職や国家機密法違反など10あまりの容疑で訴追されています。
このうち軍による政権を認めないよう扇動した罪と、選挙期間中に新型コロナウイルス対策に違反したとする罪について、軍が設置した特別法廷は先月30日に判決を言い渡す予定でしたが、今月6日に延期しました。延期の理由は明らかにされていません。
スー・チー氏は、これまですべての容疑について否認していますが、有罪となることが確実視されていて、その場合の量刑は100年を超える可能性があります。