ミャンマー・アフガン国連大使 決定先送り
国連は、クーデターが起きたミャンマーと、イスラム主義勢力タリバンが実権を握ったアフガニスタンの大使を誰にするのかの結論を先送りしました。
ミャンマーではクーデターを起こした軍が、前政権に任命されたチョー・モー・トゥン国連大使を解任し、新たな大使を任命すると国連側に通知していました。
また、アフガニスタンでも、タリバンが新たな大使の任命を国連側に伝え、前政権に任命されたイサクザイ大使と代表権を争っていました。
こうした状況を受け、国連の委員会は1日、非公開の会合を開きましたが、AP通信によりますと、誰を正統な大使と認めるか結論を先送りしました。議長を務めたスウェーデンの国連大使は会合のあと、「決定を先送りした」と明かしましたが、期限については言及しませんでした。
これを受け、当面は前政権が任命した大使がその職にとどまることになります。