豪も北京五輪「外交的ボイコット」表明
オーストラリアが来年2月の北京オリンピックについて、アメリカに続き、政府関係者を派遣しない「外交的ボイコット」をすると明らかにしました。
オーストラリアメディアなどによりますと、モリソン首相は8日、記者団に対し、中国の新疆ウイグル自治区での人権侵害などを理由に、北京オリンピックに政府関係者を派遣しないことを明らかにしました。選手については、予定通り派遣するということです。
モリソン首相は、最近、中国との関係が悪化していることから、外交的ボイコットすることは「驚くことではない」と述べました。そのうえで、「ボイコットは、オーストラリアの国益にかなうもので、正しいことだ」としています。
北京オリンピックをめぐっては、アメリカのバイデン政権が6日、「外交的ボイコット」を表明し、中国が反発しています。