外交的ボイコット「フランスはしない」
フランスのスポーツ相は、アメリカやイギリスなどが表明した北京オリンピックの外交的ボイコットについて、「フランスはしない」と述べました。
ブランケール国民教育・スポーツ相は9日、テレビ番組のインタビューで、北京大会に政府関係者を派遣しない外交的ボイコットについて質問され、「フランスはしない」と答えました。その上で、「スポーツは政治介入を抑えなければならない世界である」と主張しました。
北京大会には、マラシネアヌスポーツ担当相らが出席する予定だということです。
ただ、中国による人権侵害については、「糾弾すべきだ」と強調しました。
一方、マクロン大統領は9日の会見で、外交的ボイコットの効果に疑問を呈しながらも、EU(=ヨーロッパ連合)と足並みをそろえながら「今後数週間でどのような決定を下すか判断する」と述べるにとどめました。