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“外交的ボイコット”英・カナダも表明

2021年12月9日 5:23

北京オリンピックに政府関係者を派遣しない外交的ボイコットを行うことをイギリスとカナダが相次いで表明しました。これで4つの国が表明したことになります。

イギリスのジョンソン首相は8日の議会で、北京オリンピックについて事実上の外交的ボイコットを行い、閣僚や政府関係者は出席しないと表明しました。

ジョンソン首相「イギリス政府は(人権侵害などについて)中国に問題提起することをためらわない」

その後、カナダのトルドー首相も会見を開き、中国政府による度重なる人権侵害への大きな懸念から、いかなる外交団も派遣しないと表明しました。また、北京オリンピックへの参加をめぐり、同盟国などと数か月にわたり協議してきたことも明らかにしました。

イギリスもカナダも選手団は予定どおり派遣するとしています。

外交的ボイコットはアメリカから始まり、オーストラリアも含めてこれで4つの国にのぼります。中国は各国が追随することを警戒していますが、「外交的ボイコット」の動きがさらに広がる可能性もあります。