北朝鮮ミサイル 国連安保理が緊急会合も“対応一致せず”
北朝鮮がICBM(=大陸間弾道ミサイル)を発射したことを受け、国連の安全保障理事会は21日、緊急会合を開きましたが一致した対応は取れませんでした。
アメリカ・トーマスグリーンフィールド国連大使「北朝鮮は安保理からの反応や報復を恐れることなくエスカレートし、弾道ミサイルの発射を行ってきた」「(中国とロシアが)日本の民間人の命を危険にさらし、地域の緊張を不必要に高める無謀なミサイル発射実験を北朝鮮に許したのです」
アメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は中国とロシアを批判した上で、今後、全理事国の一致が必要となる「議長声明」を提案すると述べました。
一方、中国とロシアは圧力ではなく対話で解決すべきだと主張し、安保理として一致した対応を取ることはできませんでした。
会合後、日本やアメリカなど14か国は北朝鮮のICBM発射を非難する共同声明を発表しました。