台湾野党・国民党の副主席、中国を訪問 きょう告示の総統選へ影響は
台湾野党の国民党の副主席が、現在、中国を訪問していることが明らかになりました。15日に告示される総統選挙では、中国との関係が焦点になる中、選挙戦への影響が注目されています。
台湾の最大野党・国民党は14日、夏立言副主席が今月13日から中国を訪問し、現地に進出している台湾企業の関係者らと面会する予定だと発表しました。
15日に告示され来月13日に投開票される台湾総統選挙では、緊張が続く中国との関係が大きな争点となっています。国民党は中国との対話の必要性を訴え、台湾統一を掲げる中国側も、政権交代を期待する姿勢を示しています。
夏副主席の訪問に関しては、事前の発表がなかったため、中国政府の高官と面会するのではとの臆測を呼んでいますが、国民党側は、「与党による偽情報だ」などと否定しています。
総統選挙の世論調査では、民進党と国民党の候補が接戦となっていて、今回の中国訪問が、選挙戦に与える影響が注目されています。