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台湾総統選 野党・国民党と民衆党の候補者一本化は見送り 届け出きょう期限

2023年11月24日 15:07
台湾総統選 野党・国民党と民衆党の候補者一本化は見送り 届け出きょう期限

来年1月に行われる台湾総統選挙の立候補届け出は24日、期限を迎えます。協議を続けていた野党・国民党と民衆党の候補者一本化は見送られ、それぞれが単独で届け出を行いました。

台湾の総統選挙をめぐっては、野党の国民党と民衆党が、統一候補の擁立に向け、23日、公開協議を行いましたが、総統候補の選出方法などに関し意見が対立してまとまりませんでした。

両党は、候補者の一本化を断念し、立候補の届け出期限の24日、国民党の侯友宜氏と民衆党の柯文哲氏が、それぞれ届け出を行いました。

国民党・侯友宜氏
「我々は最後まで(候補者一本化を)待つと言ったが、最後の時がすでに来た」

民衆党・柯文哲氏
「現状維持および平和を求めるのが米中との関係での最大公約数だ」

一方、与党・民進党の頼清徳氏は、駐米代表を務めた蕭美琴氏を副総統候補とし、すでに立候補を届け出ていて、対米関係を重視してきた蔡英文政権の継承をアピールしたい考えです。