ウクライナ侵攻から9か月… 隣国モルドバでも停電発生 インフラ攻撃続く
ウクライナ侵攻から、きょう24日で9か月ですが、ロシア軍は各地でミサイル攻撃を続けていて、ザポリージャ州では産婦人科の病院に着弾し、新生児1人が死亡しました。
ロシア軍は23日もウクライナ各地で、民間施設や電力インフラへの攻撃を続けました。
地元当局によりますと、首都キーウでは住宅にミサイルが着弾し、17歳の女性を含む少なくとも3人が死亡しました。また、ザポリージャ州では産婦人科の病院が攻撃され、新生児1人が死亡したということです。
ロシアの攻撃で、全土で停電が起こる中、ウクライナの原子力企業エネルゴアトムは、西部のリウネ原発など3つの原発で外部電源との接続が遮断されたと発表しました。放射線量に異常はないとしていますが、外部への電力供給も停止していて、復旧が遅れる恐れもあります。
また、この攻撃で送電網がウクライナとつながっている隣国モルドバでも停電が起きました。副首相によりますと一時、全土の半分以上で電力が失われましたが、現在は、ほぼ復旧したということです。
モルドバでは先週もウクライナへの攻撃が原因で停電が発生していて、サンドゥ大統領はロシアを非難しています。