ウクライナ産穀物の輸出めぐり 合意を120日間延長
ウクライナ産の穀物の輸出をめぐるロシアとウクライナ、国連とトルコの合意が120日間延長されました。
黒海からのウクライナ産穀物の輸出をめぐっては、今年7月、ウクライナとロシア、仲介役の国連とトルコの合意が成立しています。
ウクライナ、国連、トルコは延長に同意していましたが、19日に合意が期限切れするのを前に、ロシアも17日、120日間の延長に同意しました。
合意の延長にあたってロシアは、国連と約束したロシア産穀物の輸出再開を求めていましたが、16日に閉幕したG20(=主要20か国・地域)の首脳会議の首脳宣言に覚書が盛り込まれるなど環境が整っていました。
ロシアは先月末、穀物輸送に関わる艦船がウクライナに攻撃されたとして、合意の履行を一時停止しましたが、トルコの仲介によって再開を発表していました。