ウクライナ穀物「1日朝に出港の可能性高い」
ウクライナからの穀物の輸出再開をめぐり、ロシアとウクライナを仲介するトルコ大統領府の報道官が、「最初の船は1日朝に出港する可能性が高い」と述べました。
穀物の輸出再開に向け、トルコの国防相とウクライナの国防相らが先月31日、電話会談しました。トルコ側の発表によりますと、技術的な作業は完了していて、事務的な準備が終わり次第、ただちにウクライナの港から穀物輸送を開始する見込みだということです。
トルコ大統領府の報道官は地元メディアのインタビューに、船の航路などを調整していて、「条件が整えば、最初の船は1日朝に出港する可能性が高い」と述べました。穀物価格が高騰する中、輸出再開できるか、注目されます。
一方で、ウクライナのゼレンスキー大統領は先月31日、今年の穀物の収穫量が、ロシアの侵攻の影響で例年の半分に落ち込む恐れがあると、厳しい見通しも示しています。