ウクライナ東部ドネツク州でホテルなどに攻撃 少なくとも2人が死亡、5人がケガ
ウクライナの港から穀物を安全に輸送するため、船舶の安全管理などを行う「調整センター」が27日、トルコのイスタンブールに設置されました。
調整センターはロシアとウクライナの合意に基づくもので、両国の仲介をしたトルコのイスタンブールに27日、設置されました。
軍事侵攻の影響で輸出ができていない穀物の海上輸送を再開するため、ウクライナ、ロシア、トルコ、国連が共同で船舶の安全管理などを行います。
トルコ・アカル国防相「現在、穀物を積んだ船についてウクライナの港からの出航の準備と計画が続けられている」
ロシア大統領府のペスコフ報道官は、「合意の履行がもうすぐ始まるはずだ」と述べていますが、港があるウクライナ南部オデーサなどでロシアの攻撃が続く中、海上輸送を再開できるかは依然、不透明です。
こうした中、ウクライナ当局によりますと、東部ドネツク州のバフムトで27日、ホテルなどが攻撃を受け、少なくとも2人が死亡、5人がケガをしました。
ドネツク州のキリレンコ知事は、州内各地で攻撃を受けているとして、「ロシア軍は民間人を攻撃している」と非難しています。