中国・北京で大規模展示会 仮想空間「メタバース」技術目玉に
中国・北京で、最新技術やサービスなどに関する年に一度の大規模な展示会が開かれました。今年は、中国が国を挙げて後押ししている仮想空間「メタバース」の技術が目玉になっています。
展示会では「メタバース」に関する技術が大きく取り扱われ、仮想空間で他の人々と一緒に映画鑑賞ができるシステムなどが展示されました。
中国では、政府が「メタバース」の関連産業も後押ししていて、2025年までに市場規模は1兆円を超えるとの予想もあります。
また、AIや3D技術を駆使したゲームなども出展されました。
中国では、習近平指導部が新型コロナウイルスを徹底的に封じ込める、いわゆるゼロコロナ政策にこだわる中、中国経済の失速が顕著になっています。
こうした中、中国政府としてはIT分野の技術革新を後押しすることで経済の回復を図る狙いがあります。