台湾総統選挙に向け野党が協議 選挙協力を行うことで一致
来年1月に迫る台湾総統選挙に向け、いずれも野党の国民党と民衆党の主席が協議し、台湾の議会である立法院での選挙協力を行うことで一致しました。
一方、総統選挙での候補者の一本化については協議が難航しています。
台湾の最大野党・国民党の朱立倫主席と、第3党の民衆党・柯文哲主席が30日、台北市内で会談し、共同声明を発表しました。
声明によりますと、両党は、来年1月、総統選挙と同日に行われる立法委員選挙で選挙協力を行うことで一致したということです。
台湾メディアが実施した総統選挙の最新の世論調査では、与党・民進党から立候補する頼清徳副総統がリードし、国民党の侯友宜氏と民衆党の柯文哲氏が追う形になっています。
今回の会談は、政権交代を目指す野党が総統選挙の候補者を一本化できるかが焦点でしたが、声明で触れられておらず、候補者の選び方などで折り合えなかったとみられます。
総統選挙の候補者届け出は、来月20日から24日までで、両党は協議を続けるとしていますが、統一候補を擁立できるかは不透明です。