“複数の感染者死亡”中国メディアが報じる
中国では新型コロナウイルスの感染が急拡大していますが、中国当局は今月初めにゼロコロナ政策を緩和して以降はコロナによる死者は増えていないとしています。一方で、中国メディアが複数の感染者の死亡を報じるなど、実際には死者が増えている可能性も指摘されています。
中国は今月7日にゼロコロナ政策を大幅に緩和しましたが、中国当局の発表では、今月3日に2人の死亡が確認された後、新たなコロナによる死者は出ていないとしています。
一方で、中国メディアによりますと、37歳の元サッカー選手がコロナに感染した後、糖尿病が悪化して12日に亡くなったほか、15日にもコロナに感染していた94歳の男性が亡くなったということです。
こうした中、北京市内の斎場では、新型コロナの感染拡大との関連はわからないものの、予約が増えているということです。斎場の担当者はNNNの取材に対し、すでに4日後まで予約で埋まっていると話しました。
北京市内では医療体制のひっ迫も伝えられており、警戒が強まっています。