アメリカを狙える…核弾頭搭載可能なICBM「サルマト」近く実戦配備へ ロシア国防省発表
ロシア国防省は7日、アメリカまで届く核弾頭搭載可能な大陸間弾道ミサイル「サルマト」を近く実戦配備すると発表しました。
ロシア国防省は7日、ショイグ国防相が、シベリアにある軍需産業で、大陸間弾道ミサイル「サルマト」の製造工程を視察する映像を公開しました。近く実戦配備される予定だとしています。
「サルマト」は世界最長、1万8000キロの射程をもち、南極経由でもアメリカを狙えるミサイルで、プーチン大統領が5日、「開発を終了した」と述べていました。
ロシアの核兵器開発を巡っては、プーチン大統領が同じ5日、「CTBT=包括的核実験禁止条約」の批准撤回について言及し、核実験の再開を示唆しました。
ロシア下院議長も6日、「次の議会では必ず議論する」とSNSに投稿するなど、核を使って西側をけん制する動きを強めています。