北朝鮮 4年前に爆破の豊渓里・核実験場“一部復旧の動き”
北朝鮮が4年前に爆破した豊渓里にある核実験場で、施設の一部を復旧する動きがあることがわかりました。
韓国軍の関係者によりますと、北朝鮮・北東部の豊渓里にある核実験場で、トンネルの一部を復旧するとみられる動きがあるということです。
北朝鮮は4年前、外国メディアを招待してこの場所にある施設を爆破する様子を公開し、「核実験場が完全に廃棄された」と説明していました。
金正恩総書記は去年1月の朝鮮労働党の党大会で、軍事的威嚇を抑制するために様々な戦術核兵器を開発し、超大型の核弾頭の生産も推し進めると表明。今年1月には、4年前に中止を決定していた核実験とICBM(=大陸間弾道ミサイル)の発射実験の再開を示唆しています。
今回、把握されたトンネルなどの復旧は、実際に核開発を進める動きとみられ、日米韓など関係国が警戒を強めています。