中国 若者の失業率、過去最悪の20.8% 5人に1人が職に就けず…ゼロコロナ政策の“ひずみ”深刻
中国の若者の失業率が20.8%と過去最悪を更新しました。ゼロコロナ政策が残した経済のひずみが深刻さを増しています。
中国国家統計局の発表によりますと、中国の都市部における16歳から24歳までの先月の失業率は20.8%となりました。前の月の20.4%から0.4ポイント悪化し、2018年以降最も高い失業率となっています。
若者の5人に1人が職に就けない状況は、中国でも社会問題となっていて、中国政府も対策を急いでいます。
また、今年1月から5月までの不動産投資は去年の同じ時期に比べて7.2%減少しました。中国経済の大きな割合を占める不動産市場の回復の遅れは、ゼロコロナ政策の転換からの回復を目指す中国経済の足かせになりそうです。