「違反行為があった」イスラエル側、パレスチナ人の釈放延期 ハマスは新たに人質6人を解放
パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスは22日、新たに6人の人質を解放しました。一方、イスラエル側は、「違反行為があった」として、予定されていたパレスチナ人の釈放を延期しました。
パレスチナ自治区ガザ地区で22日、イスラム組織ハマスに人質として拘束されていた6人が新たに解放されました。
イスラエルとハマスの停戦をめぐっては、先月19日から6週間を第一段階として、ハマス側が人質33人を解放することで合意しました。イスラエルが停戦合意の第一段階で引き渡しを求めている人質のうち、生存者25人全員が引き渡されたことになります。
一方、イスラエル側は、刑務所などに収容しているパレスチナ人620人を釈放する予定でしたが、イスラエル政府は23日、「ハマスが人質に屈辱的な儀式をさせるなど度重なる違反があったため、釈放を延期する」と発表しました。
ハマスは解放に先立ち、人質をステージに立たせるセレモニーを行っていて、首相府は「次の人質解放が確実になり、屈辱的な儀式を行わないと保証されるまで、釈放は延期される」としています。