中国不動産大手「碧桂園」 ドル建て社債について初めて債務不履行と判断 米メディア報じる
「碧桂園ホームページより」
中国の不動産大手「碧桂園」が、ドル建ての社債について、初めて債務不履行と判断されたとアメリカメディアが報じました。
アメリカのブルームバーグ通信によりますと、中国の不動産大手「碧桂園」は先週、猶予期限を迎えたアメリカドル建ての社債およそ1540万ドル、日本円で23億円分の利払いができていません。
これを受け、債券の事務手続きを担う金融機関は、債権者に対し、「債務不履行に該当する」と通知したということです。
今後、格付け会社が正式に債務不履行にあたると判断するかが焦点となります。
中国の不動産をめぐっては、今年1月から9月までの開発投資額が、マイナス9.1パーセントと低迷していて、業界最大手「碧桂園」の経営危機は、不動産への不安を一層強めることとなりそうです。
写真:碧桂園ホームページより