中国不動産大手「碧桂園」初の債務不履行か 外貨建ての一部、支払い確認できず
「碧桂園ホームページより」
経営危機に陥っている中国の不動産大手「碧桂園」が、外貨建ての一部の債務について、期日を迎えたものの、支払いが確認できておらず、初めて債務不履行に陥ったとの見方が強まっています。
中国の不動産大手「碧桂園」は、不動産市場の低迷を背景とした販売の不振などにより今月10日、すべての外貨建ての債務について、期日までに支払えない可能性があると明らかにしていました。
ロイター通信によりますと、碧桂園は18日、外貨建ての債券の利払いおよそ1500万ドル、日本円で22億5000万円の猶予期限を迎えたものの、支払いが確認できていないということです。碧桂園としては、初めての債務不履行に陥ったとの見方が強まっています。
業界最大手の碧桂園が債務不履行となれば、中国企業としては最大級の債務の再編が必要になるとみられ、経済回復への足かせとなりそうです。