ロシア「東方経済フォーラム」に日本人として単独参加 シンクタンクの研究員が現地で注目
ロシア・ウラジオストクで5日から開かれている投資イベント「東方経済フォーラム」で、ウクライナ侵攻などを理由に日本が代表団の派遣を見送る中、単独で参加したシンクタンクの研究員が現地で注目されました。
参加したのは笹川平和財団・海洋政策研究所の阪口秀(さかぐち・ひで)所長です。
阪口所長は海洋研究の専門家で7日、「北極における国際協力」に関するシンポジウムに中国やインドの専門家とともに登壇しました。
極東への投資を増やすために2015年から開かれている「東方経済フォーラム」は、ロシアのウクライナ侵攻以降、初めての開催となり、中国、ミャンマー、モンゴルなどの国が代表団を派遣する中、欧米諸国や日本は参加を見送りました。
こうした中で、プログラムに日本人として名前が掲載された阪口所長は「非友好国からの参加者」とされ、ロシアメディアの取材が殺到しました。
NNNの取材に応じた阪口所長は、参加の理由について「こういう時だからこそロシアとの関係、ロシアが今どうなっているのかを知っておく必要がある」と述べました。