彭帥さんの発言など、当局の検閲問われ…IOC「勝手に判断することはできない」
IOC(=国際オリンピック委員会)はバッハ会長が、中国の前副首相による性的関係の強要を告発したとされるテニス選手の彭帥さんと、5日、面会したと発表しました。
IOCによりますとバッハ会長と彭帥さんは5日、北京市内で夕食を共にし、オリンピックの思い出などについて語り合ったということです。
IOCは7日の会見で、彭帥さんが発言などを当局に検閲されていないか問われ、次のように述べました。
IOCの会見「私たちはスポーツ機関として、彼女が幸せであるためにあらゆることをしている。 私たちが勝手に判断することはできない」
一方、彭帥さんはフランスメディアの取材に、「誰かから性的暴行を受けたとは一切言っていない」と述べたということです。また、競技の第一線から引退する考えを示したということです。