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洪水や干ばつなど…気候変動に伴う自然災害により避難生活余儀なくされた子ども、延べ4310万人に~ユニセフ

2023年10月7日 11:47

ユニセフ(=国連児童基金)は6日、2021年までの6年間に気候変動に伴う自然災害によって避難生活を余儀なくされた子どもの数が延べ4310万人に達したことを明らかにしました。

ユニセフが6日に公表した調査報告書によりますと、洪水や干ばつ、山火事など気候変動に伴う自然災害によって避難生活を余儀なくされた子どもの数は、2021年までの6年間で延べ4310万人に達したということです。

国別にみると、フィリピン、インド、中国の順に多く、この3か国だけで合わせて2300万人近くに上るとしています。ユニセフは、「1日におよそ2万人の子どもたちが居住地を追われている計算だ」と指摘した上で、避難によって人身売買や虐待、栄養失調や病気のリスクが高まっていると危機感を示しています。