北朝鮮は15日、故・金日成主席の生誕110年に合わせ、様々な祝賀行事を行うものとみられます。韓国メディアは祝賀飛行などが行われるとの見方を伝えています。

朝鮮中央テレビは通常よりも早い午前8時から放送を開始し、金正恩総書記の祖父、金日成主席の生誕110年を「民族最大の祝日」などと伝えています。

15日付の「労働新聞」では平壌市内がライトアップされ、祝砲が鳴る中光の噴水などが「慶祝ムードを盛り上げた」と写真付きで報じています。北朝鮮メディアはこれまでのところ軍事パレードなどの実施には触れていません。

韓国のSBSテレビは情報当局者の話として、北朝鮮が夜間照明を使った祝賀飛行や花火を行うとの見方を伝えています。今のところすぐにICBM（＝大陸間弾道ミサイル）の発射や核実験を行う兆候は捕捉されていないとしています。

また、軍事パレードについても15日ではなく、今月25日の軍の記念日に行われる可能性が高いと指摘しています。