北朝鮮・金正恩総書記 党トップ就任10年 祝賀大会で党幹部"核戦力完成"と称賛
北朝鮮の金正恩総書記が朝鮮労働党のトップに就任してから10年になるのを機に祝賀の報告大会が開かれ、党の幹部が「核戦力完成の大業を実現した」などと正恩氏をたたえました。
北朝鮮のメディアは、金正恩総書記が10年前の4月11日、党のトップ「第1書記」に就任したことを祝い平壌で10日、中央報告大会が開かれたと伝えました。正恩氏は出席しなかったものの、壇上には肖像画が掲げられました。
演説を行った崔竜海最高人民会議常任委員長は、正恩氏の「指導に従って歩んだ10年は、未曾有(みぞう)の国難の中で最も偉大な勝利の記念碑を建てた聖なる年代」だと称賛。その上で、「核戦力完成の歴史的大業をついに実現した」と軍事面での進展をたたえました。
北朝鮮は15日に故・金日成主席の生誕110年の節目も控え、大規模な軍事パレードや核実験の再開に向けた兆候もみられることから、関係国では警戒が強まっています。