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「トイレが使えず悪臭が立ちこめている」ガザ地区避難民の悲痛なボイスメッセージ

2023年10月28日 8:17
「トイレが使えず悪臭が立ちこめている」ガザ地区避難民の悲痛なボイスメッセージ

パレスチナ自治区ガザ地区南部に避難している男性が、27日、ガザ地区の状況について、「燃料が足りず、水洗トイレが使えなくなったので、周囲に悪臭が立ちこめている」と述べました。

パレスチナ人の両親を持ち、現在はアイルランド在住のイブラヒム・アラガさんは、ガザ地区にいる親戚の家を訪ねている最中に、イスラエルとイスラム組織「ハマス」の軍事衝突に巻き込まれました。

今は両親の住むガザ地区南部に妻や子ども3人とともに避難生活を続けながら、ガザ地区から脱出する機会を待っています。

27日、NNNの取材に対し、ボイスメッセージを送ったアラガさんは、「燃料が不足していて、下水処理の問題が出てきている。水洗トイレが使えないので、周囲に悪臭が立ちこめていて、ハエもたくさん飛んでいる。この問題は今、ガザ地区の多くの地域に影響を及ぼしている。多くの人々が南部に避難しているため、燃料の需要が大きくなっていて、食料や水も少ないままだ」と述べました。

その後、イスラエル軍がガザ地区への攻撃を強めた影響で、携帯電話が使えない状況になり、アラガさんからの連絡は途絶えています。