エムポックス(サル痘) WHOが緊急事態と判断
WHO=世界保健機関は14日、アフリカを中心に感染が広がっている「エムポックス」これまでの「サル痘」について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたると判断しました。
WHOによりますと、「サル痘」と呼ばれていた感染症「エムポックス」は、アフリカ中部のコンゴ民主共和国で感染が広がり、ことしは、すでに去年を上回り、1万5600人以上が感染、500人以上が死亡しています。
これまで報告がなかった、ケニアやルワンダなど周辺国にも拡大していて、アフリカのCDC=疾病対策センターは、13日、緊急事態を宣言していました。
アフリカ以外にも感染が広がる可能性があり、WHOは14日、専門家による緊急会議を開催。協議の結果、感染が急拡大しているなどとして、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたると判断しました。
2022年にも欧米を中心に広がり緊急事態が宣言されましたが、今回広がっている中には新たなタイプもあるということです。