バイデン氏とトランプ氏、メキシコ国境を訪問 不法移民問題めぐり演説で批判の応酬
アメリカのバイデン大統領とトランプ前大統領が29日、それぞれ、テキサス州のメキシコ国境を訪問しました。大統領選挙で不法移民の問題が大きな争点となる中、両氏は、演説でお互いを批判しました。
バイデン大統領はメキシコ国境を訪問し国境警備隊を視察しました。バイデン氏は演説でトランプ氏が超党派でまとめた国境対策案の成立を妨害したと指摘し、協力を呼びかけました。
バイデン大統領「トランプ氏に言いたいことは政治的な駆け引きをするのではなく、一緒にやり遂げよう」
一方、トランプ前大統領も国境を訪問し、バイデン政権の政策で不法移民が増加し治安が悪化したと批判しました。
トランプ前大統領「今、米国はバイデンによる移民犯罪によって侵略されている。それは我が国に対する新たな形の悪質な侵害だ」
11月の大統領選での対決が有力視されるバイデン氏とトランプ氏が、早くも争点の移民問題で批判の応酬を繰り広げました。