イスラエル軍 ガザ中心部への攻撃激化 病院や学校で少なくとも27人死亡
イスラエル軍によるガザ中心部への攻撃が激化しています。パレスチナ当局は、9日から10日にかけて病院や学校が攻撃され、少なくとも27人が死亡したとしています。
イスラエル軍が地下にハマスの拠点があるとしているシファ病院では9日に爆発音が響き騒然となりました。
病院側は、24時間の間にイスラエル軍による5回の攻撃があったとしています。病院の敷地内で撮影された映像には複数の人が地面に横たわり、重傷者を運び出す様子などが映っています。
撮影者の男性「やつらは外来診療所を標的にした。なんてことだ!」
女の子「神様、なんでよ!」
イスラエル側は、シファ病院への攻撃について認めていませんが、軍の報道官は、ハマスの拠点がある場合は病院も保護の対象ではなくなるとしています。
ロイター通信は、パレスチナ当局の話として、病院3か所と学校への攻撃で、あわせて27人が死亡したと伝えています。
こうしたなか、南部への避難ルートになっている通りは徒歩で移動する人で埋め尽くされ、イスラエル軍はこの2日間で10万人が南部に移動したとしています。
イスラエル軍が戦闘を停止するとしているのは1日4時間で、10日夜には、再び地上を照らす大量の照明弾がガザ地区にむけて発射されました。