ウクライナ かつての激戦地「もう繰り返さないで」
緊迫するウクライナ情勢です。ウクライナ東部にはロシアを支持する勢力に一度占拠され、多くの犠牲者が出た街があります。かつての激戦地から山田智也記者がリポートします。
ウクライナ東部の街スラビャンスク。街の看板に描かれている花の模様は、無数にある銃弾のあとを目立たなくするためのものです。
山田智也記者「ここでは砲撃があったんでしょうか…大きな穴があいています。このあたり一帯の建物はほとんど破壊しつくされています」
いたるところに残る戦闘の痕跡。この街は2014年、ウクライナに拠点を置く親ロシア派に一時占拠され、その際の激しい戦闘で街の大部分が破壊されました。
スラビャンスク市民「すべて破壊されました。もう繰り返さないでほしい。平和に暮らしたいんです」
ウクライナとの国境沿いに10万を超える軍を展開し、侵攻の構えをみせるロシア軍。平穏を取り戻しつつあったかつての激戦地はあの悲劇が再び繰り返されないことを願っています。