イギリスの与党・保守党は6日、首相官邸でのパーティー問題で批判が高まっていたジョンソン首相の信任投票を行いました。首相は信任されたものの、4割以上の議員が不信任票を投じました。

ジョンソン首相をめぐっては、ロックダウン中に首相官邸でパーティーが開かれていた問題を受け、与党・保守党内でも批判が高まっていました。こうした中、党首であるジョンソン首相の信任投票が行われたものです。

投票総数359のうち、信任は211票、不信任は148票でした。ジョンソン首相は党首の座を維持しました。

ジョンソン首相「この結果はこの国の政治にとって良いものだと思う。納得のいく結果で決定的なものだ」

投票終了後、ジョンソン首相はこのように強調しましたが、4割以上の議員が不信任票を投じたことで、求心力のさらなる低下は避けられません。

BBCは、「首相は党首の座にとどまることができるが、次の選挙で党を敗北に導くだけかもしれない」と伝えています。