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露裁判所、麻薬密輸・所持で米女子バスケ選手に懲役9年の実刑判決

2022年8月5日 14:24
露裁判所、麻薬密輸・所持で米女子バスケ選手に懲役9年の実刑判決

ロシアの裁判所は4日、麻薬の密輸と所持の罪で、アメリカの女子バスケットボール選手に懲役9年の実刑判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、全米女子バスケットボール協会のスター選手で、2度のオリンピック金メダリストでもあるブリトニー・グライナー選手です。

ロシアメディアなどによりますと、グライナー選手は2月中旬、ロシアで試合に出場するため空港に着いたところ、大麻オイルを所持していたとして逮捕・起訴されていました。

ロシアの裁判所は4日、麻薬所持と密輸の罪でグライナー選手に懲役9年と罰金100万ルーブル(約220万円)の判決を言い渡しました。

グライナー選手「私は悪意のない間違いを犯しました。判決で私の人生が終わらないことを願います」

グライナー選手は罪を認めたものの、弁護団は「証拠を無視した」として控訴する方針です。

グライナー選手を巡っては、アメリカがロシアに対し、「囚人交換」を提案していると報じられています。

判決を受け、アメリカのバイデン大統領は声明を発表し、「不当な拘束は容認できない」と、改めてグライナー選手を直ちに釈放するよう求めました。