米露外相が近く電話会談へ 侵攻開始以来初 拘束の米国人解放など交渉
アメリカのブリンケン国務長官は27日、近くロシアのラブロフ外相と電話会談を行う見通しだと明らかにしました。米露が外相レベルで会談するのは、ことし2月のウクライナ侵攻開始以来初めてです。
ブリンケン国務長官「数日中にラブロフ外相と戦争開始以来初めて会談できると思う」
ブリンケン長官は、ロシアで大麻製品を所持していた疑いで拘束された女子バスケット選手、ブリトニー・グライナー氏とスパイ容疑で拘束された元海兵隊員、ポール・ウィラン氏の2人の名前を挙げ、「不当な拘束で、帰国は認められるべきであり、解放は最優先事項だ」と強調しました。
CNNテレビは、武器密輸に関与した罪で、アメリカで収監中のロシア人との「囚人交換」をアメリカが提案していると伝えています。
またブリンケン長官は、ロシアとウクライナなどが合意している穀物の輸出再開についても議題になるとしています。