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中露外相が会談 王毅外相 ウクライナめぐり「和平交渉の促進を支持する」と強調

2022年7月8日 12:37

中国の王毅外相がロシアのラブロフ外相が会談しました。王毅外相はウクライナ問題をめぐり「和平交渉の促進を支持する」との中国の立場を改めて強調しました。

両外相はG20=主要20か国・地域の外相会議への出席のためインドネシアを訪れていて、会談は対面形式で行われました。

中国外務省によりますと王毅外相はウクライナ問題をめぐり「中国は客観的で公正な立場を堅持し、和平交渉の促進を支持する」と述べたということです。

一方、ラブロフ外相は「ロシアと中国の関係は外からの妨害を受けず、実務協力も順調に進んでいる」と述べ、欧米各国が中国にロシアへの包囲網に加わるよう求める中、これに応じない中国の姿勢に満足感を示しました。

また、王毅外相も「両国は妨害を排除し、両国関係が強く、揺るぎないことを示している」と述べ、引き続きロシアとの連携を維持していく考えを強調しました。

G20外相会議では日本や欧米各国から猛烈なロシア批判が展開されるとみられ、これを前に結束を確認した形です。