米中外相会談 米側“中露連携への懸念”伝える
アメリカのブリンケン国務長官と中国の王毅外相が9日に会談しました。会談で、ブリンケン国務長官は、中国とロシアの連携に懸念を示したということです。
会談は、訪問先のインドネシアで5時間以上にわたり行われました。アメリカと中国の外相が直接顔を合わせて会談するのは、ロシアによるウクライナ侵攻後、初めてです。
ブリンケン国務長官は終了後の会見で、中国とロシアの連携に懸念を示したことを明らかにしました。
ブリンケン国務長官「我々が中国とロシアの連携について懸念していることを王毅外相に伝えた」
一方、中国外務省によりますと王毅外相は、「台湾海峡の平和を壊す過ちを犯さないでほしい」と述べ、台湾との関係強化を進めるバイデン政権をけん制しました。
また、アメリカが中国企業などに科している制裁を取り下げるよう求めたということです。