サッカーサポーターら暴動で174人死亡…死者の多くは“圧死” 観客数がスタジアムの定員を大きく超えていたか インドネシア
インドネシアのサッカースタジアムで1日、試合の終了後にサポーターらがグラウンドに侵入して暴動となり、死者の数がこれまでに174人にのぼっています。また、スタジアムの観客数が定員を大きく超えていた疑いがあることがわかりました。
ロイター通信によると、インドネシア・東ジャワ州で1日夜、サッカーの試合後に負けたチームの大勢のサポーターが試合結果に腹を立て、グラウンドに侵入しました。
現地からの映像では、制止に入った警察官らがサポーターらを激しく蹴るなどして、また、会場の数か所で催涙ガスとみられるものが発射されています。
この暴動による死者の数は増え、これまでに少なくとも174人が死亡、およそ180人がケガをしているということです。死者の多くは逃げる人たちに踏まれるなどして、圧死したとみられるということです。
また、ロイター通信はインドネシア当局者の話として、スタジアムの収容人数の定員が3万8000人だったところ、実際に売られていたチケットが4万2000枚にのぼっていたと伝えています。