アメリカ・ロサンゼルス近郊で5日、イスラム組織ハマスとイスラエルの武力衝突を巡る抗議集会に参加したイスラエル支持者とパレスチナ支持者が衝突し、転倒したユダヤ教徒の男性が死亡しました。

地元当局によりますと、カリフォルニア州サウザンドオークスで5日午後3時20分ごろ、抗議集会に参加した69歳のユダヤ教徒の男性がパレスチナ支持者と口論の末、転倒しました。

男性は後頭部を強くうち、病院に搬送されましたが、6日早朝、死亡しました。

男性の顔には殴られたとみられる傷もあり、地元当局はヘイトクライムによる殺人事件の可能性もあるとみて50歳のパレスチナ支持者から事情を聞くなど捜査を進めています。

ロサンゼルスのユダヤ系市民団体は6日、「男性はパレスチナを支持するデモ参加者が振り回したメガホンで殴られた。暴力は絶対に許されない」と声明を出しました。