G7＝主要7か国の外相会合が、東京で開幕しました。イスラエル軍とイスラム組織「ハマス」による衝突について、議長を務める上川外相は、「人道目的の戦闘の一時休止」の必要性を訴えました。

G7外相会合は、ワーキングディナーで一連の議論がスタートしました。会合冒頭、上川外相は、「国際情勢はより厳しく、複雑化していて、今ほどG7の緊密な対話が重要な時はない」と強調しました。そのうえで、ガザでの人質の即時解放と深刻な人道状況の改善が最優先だとして、「戦闘の一時休止」を訴えました。

上川外相 「（ガザへの）人道支援の十分かつ継続的な供給とともに、その前提となる人道的休止、人道アクセスの確保について、関係国に協力を働きかけていく必要がある旨を述べたところでございます」

イスラエルとハマスによる衝突が始まって以降、G7の外相が一堂に集まるのは初めてです。8日までの2日間の会合では、中国を含むインド太平洋地域やロシアによるウクライナ侵攻も議論される見通しで、G7外相として共同声明をとりまとめることにしています。