トランプ氏が14日にも次の米大統領選への出馬表明か 複数のメディア報じる
アメリカのトランプ前大統領が、今月14日にも次の大統領選挙への出馬表明を検討している、と複数のメディアが報じました。来週8日の中間選挙を前にその動向が一気に注目されています。
選挙戦最終盤の4日、アメリカメディアは、この人の話題で持ちきりとなりました。
トランプ氏が、今月14日にも次の大統領選挙への出馬表明を検討していると相次いで報じられたのです。
本人も3日、出馬を強く示唆していました。
共和党・トランプ前大統領「もう一度やる可能性が非常に高い」「準備はいいか? もう間もなくだ」
自身が推薦したトランプ派の候補が3割を占める野党・共和党の優勢が伝えられる中、中間選挙での勝利直後が出馬表明には、ベストなタイミングだと、判断した可能性もあります。
ただ、共和党支持者からはこんな声も。
共和党支持者「トランプ氏には出馬しないでほしい」
共和党支持者「トランプ氏が再出馬すれば、反対票を投じる民主党支持者も増えると思う」
一方のバイデン大統領は、与党・民主党が劣勢の中でも強気の姿勢を崩していません。
民主党・バイデン大統領「上院の過半数を維持し議席を増やせるだろう。下院も勝つチャンスがある」
バイデン氏も中間選挙の先の大統領選再選を見据えて検討を進めています。
側近2人は今週、バイデン氏がジル夫人との家族会議で、出馬を最終判断すると明らかにしました。
ただ有権者からは厳しい声が。
民主党支持者「バイデンのことはあまり好きではない。まるで100歳の老人みたいだ」
2024年に82歳となる高齢に加え、共和党は、議会で主導権を握れば大統領の次男ハンター氏の国外でのビジネスをめぐる疑惑を追及する構えを見せています。
NBCテレビは、「ジル夫人が再出馬を望まなければ、バイデン氏は出馬しない」とする知人の見方を伝えていて、ジル夫人の助言もカギを握りそうです。