北朝鮮偵察衛星の撮影日時「韓国軍捕捉の軌道データと一致」
北朝鮮が偵察衛星でソウルなどを撮影したとする日時について、韓国メディアは、韓国軍が捕捉した軌道のデータと一致していると伝えました。
北朝鮮の国営メディアは、先週打ち上げた偵察衛星がソウルや釜山に寄港していたアメリカ軍の空母「カールビンソン」などを撮影したと伝えていました。
撮影された日時について、一部は秒単位で報じられていますが、韓国メディアは政府消息筋の話として「撮影時間が、韓国軍などが捕捉していた軌道データと一致している」と伝えました。さらに、北朝鮮側が撮影日時を伝えた背景について、軍当局者は「アメリカ軍の動きを隅々までのぞき見ることができるという脅迫だ」と話しているということです。
北朝鮮は衛星写真を公開していないため、精度などはわかっていませんが、撮影が夜明けや午前中に集中していて、「夜間の偵察能力は低いのではないか」と指摘しています。