韓国の尹錫悦大統領は7日、6日に発表したいわゆる元徴用工をめぐる解決策について、「韓日両国の未来発展に模索してきた結果」だと強調しました。

尹錫悦大統領「これまで政府が、被害者の立場を尊重しながら、韓日両国の共同利益と未来発展に符合する方法を模索した結果だ」

尹大統領は解決策の意義を強調した上で「未来志向的な協力は、両国はもちろん世界全体の自由、平和、繁栄を守ってくれる」として、日韓の経済界と若者の交流を進めるよう指示しました。

韓国メディアの評価は割れていて、保守系の朝鮮日報は「韓日関係は4年ぶりに正常化へ」と前向きに評価しています。ただ、同じ保守系の中央日報は、日本企業が出資しない“半分の解決”だとして「日本も誠意ある呼応をすべき」とクギを刺しました。

一方、革新系のハンギョレ新聞は「尹錫悦政権の最悪な屈辱外交」との見出しで原告の法的な権利を無視したと批判しています。